依頼主の青年はサニー達に転職の依頼に来ていた。

「前の会社ではそれなりの実績を上げていたのに気に食わないという理由で解雇されたんだ。」
話を聞いたサニー達は職安に向かった。

求人票を見た青年は印刷した求人に応募していくが書類選考で落とされるか面接まで進んでも不採用の通知が来るだけだった。それでも根気強く応募を続けるが何かにつけて突き返される状況が続いた。

次第に気力を失った青年は再就職をあきらめてしまう。サニーはそんな彼を気にかけるが、彼にとって働くのはどうでもよくくじで高額当選して働かずに生活しようと考えるほどだった。そんな彼のもとに一人の男が現れた。

「うちでまた頑張らないか?」
彼は前職の社長で職を失って路頭に迷ってる彼を再雇用しようと来たのだった。

「ぜひまた御社で・・・なんて言うと思った?俺を一方的に解雇しておきながらよく言えたもんだな!お前の会社なんかに戻るものか!!」
社長は彼を解雇した張本人だった。考えを改めたという社長の言葉には目もくれず一方的に勧誘をけると何処かへと行方をくらませた。

そんなある日、サニーが町を歩いていると新しくオープンしたカフェを見つけ中に入るとそこにはあの時の青年がいた。彼は脱サラして店を開いていて新たな道を開拓したのだった。

終わり

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